確定申告にあたって(外貨建ての支払いがある場合)

 

ドルでの収入や経費が発生し、それを日本で確定申告する場合、当然のことながら、円に換算しなければならないわけですが、いつの相場を使えばいいのでしょうか。

 

気になって調べてみたところ、所得税法57条の3がこれに当たるようです(原文はこちらをあたってください)。

 

これによると、外貨建取引を「行った時」の為替相場で日本円に換算することになります。ですから、ドル建ての報酬をもらった時や経費が発生した時が基準時となります。確定申告時ではないんですね。ですから、為替が良い時を狙って、確定申告をしようとしても無駄なわけです。一律で明確な基準だと思います。逆に、報酬をもらったりする時期を自由に選べるのであれば、都合のよい為替相場の時を狙うというのもアリかもしれません。

 

具体的なことは「法令解釈通達」に定められていますが(法57条3関係はこちら)、取引日の売相場と買相場の中間値を使って換算すべきとされています。ただ、一つ一つの報酬や経費について各取引日の相場で計算するのは煩雑極まりないので、そのようなソフトウェア等がない場合は、年間の最安値(報酬の場合)や最高値(経費の場合)を使用すれば、本来支払うべき税金額を若干上回ることになるかもしれませんが、税務署からお咎めがくることはないかと思います。

 

以上、書きつづりましたが、正確なことは専門の税理士の方にお尋ねになってください。